1970年7月1日水曜日

ロボット福の神(作品)

『ロボット福の神』(ロボットふくのかみ)は、小学館「小学四年生」1970年7月号に掲載された短編。


ロボット福の神

  • 話数記号:四70.7
  • 分類:原作短編
  • 量:15ページ104コマ
  • 発表:「小学四年生」1970年7月号
  • 単行本:「中公コミックス 藤子不二雄ランド『ドラえもん』」第1巻第8話
  • 大全集:第1巻第10話
  • アニメ化:2000年


あらすじ

貯まらない貯金に悩むのび太のところへ、福の神のような見た目をしたロボットが入って来て、いきなりげへげへと気味悪く笑い出した。のび太はだんだん苛立ちが溜まり、そして思わず部屋を出てそこにいたドラえもんに殴りかかってしまう。するとドラえもんはおかしがって部屋に戻り、その福の神のロボットのスイッチを押して、笑い声を止めさせる。

のび太は我に返ってドラえもんを殴ったことを後悔するが、ドラえもんはそのロボットを少しいじった後、またスイッチを押す。すると今度はわはははとロボットが笑い出し、それを聞いたのび太は貯金を全部さらって思わずドラえもんにあげると言ってしまう。とここでまたドラえもんはスイッチを切る。再び我に返ったのび太は、冗談じゃないと怒るが、実はこれはロボット福の神という道具のテストなのだという。

この福の神のスイッチを押すと、福の神が笑い出し、その声を聞いた人は押した人に親切にしてくれる道具なのだそう。しかし笑い声が狂うと、逆の効果を引き起こしてしまう。現に、ドラえもんの持っているものは中古品で調子があまり良くないため、よく直してから使おうということで、ドラえもんは福の神を机の上に置いてそのままどこかに行ってしまった。

のび太は感心して福の神のスイッチを押すと、早速笑いながら歩き出し、そしてそれを聞いた母の玉子が自転車を買ってあげると言い出した。効果に満足したのび太は部屋に戻るが、福の神がいない。実は、歩き出して表に出て行ってしまっていたのだ。福の神の声を聞いた町中の人は、のび太の家へと押しかけ、自分の持ち物をのび太に譲ろうとする。さすがにそれは受け取れないのび太は収拾を付けるため福の神を探しに行く。

その道すがら、スネ夫がのび太の元に駆けよって、いきなり今までの非礼を謝り出し、ドイツ製の万年筆を譲り渡す。更に、何も持っていないジャイアンものび太に駆け寄り、そしてのび太の奴隷になると言って彼から離れない。

そんなところへ、福の神のロボットはどぶに落ちたという話を聞く。のび太はそこからさらおうとするが、そこにいたジャイアンが進んでどぶに入り、遂に福の神ロボットを見つける。のび太はスイッチを切って一安心するが、我に返ったジャイアンはどぶさらいをさせられたことに怒ってのび太を追いかけ始める。のび太はまた福の神のスイッチを押すが、今度は気味の悪い笑い方をはじめ、更にジャイアンを怒らせてしまう。その笑いは他の通りがかりの人も巻き込み、のび太は大勢の人に追い回されることになるが、福の神を落とした拍子に、笑い方が元通りになり、事なきを得る。

しかしまた福の神はどこかへ歩き出して消えていった。再び探そうとするのび太だったが、そこに自分の全財産をあげようという人物が現れ、離れようとしない。更に盗品を全部譲ろうという泥棒や、捕らえたその捕りたての泥棒を受け取ってくれという警官にも巻き込まれる。

のび太は何とか逃げ出し、そこへドラえもんがタケコプターで間一髪助けてくれた。のび太はドラえもんに事情を話し、国会がのび太に日本国を譲渡する決議をしたというニュースを聞きながら、福の神を探す。福の神は今も道中で笑い声を出し続けており、それを発見したドラえもんはスイッチを切り、何とか事態を収拾させる。

とそこへ、万年筆を取り返しに来たスネ夫がやって来た。二人はスネ夫に事情を話した後、ロボット福の神を道のゴミ箱に投げ捨てる。それを見たスネ夫は自分もと言わんばかりにロボット福の神のスイッチを押してみる。すると、汲みたてのあげるよと言いながら、バキュームカーがスネ夫の下へやって来た。


アニメ化

過去に一度だけ映像化が試みられた。

  • 『ロボット福の神』(A2.1597)

大山版アニメ2000.9.8放送。


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