1970年9月1日火曜日

ああ、好き、好き、好き!

『ああ、好き、好き、好き!』(ああ すき すき すき)は、小学館「小学四年生」1970年9月号に掲載された短編。


ああ、好き、好き、好き!

  • 話数記号:四70.9
  • 分類:原作短編
  • 量:14ページ100コマ
  • 発表:「小学四年生」1970年9月号
  • 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第3巻第12話
  • 大全集:第1巻第12話
  • アニメ化:1973年、1979年、2005年


あらすじ

数日前からボタ子の家に来ているカチューシャの女の子を好きになってしまったのび太は、告白の練習をするが恥ずかしくてうまく出来ない。おまけに、関係ないドラえもんにも見られてしまった。いざ玄関を出て行ってみるが、彼女に出会ったところで緊張して何も言えなくなってしまい、あえなく失敗。

そんなのび太を見かねたドラえもんは、キューピッドの矢という道具を出す。早速家のベランダから小鳥を弓矢で射る。のび太は驚くが、すると小鳥は盲目的にドラえもんにすり寄って来るではないか。実はこの道具は、矢を射られた人が射た人を好きになってしまう道具なのだ。当然この矢は特別な矢なので射られた者が傷つくことは無いが、矢を抜くと射られた者は我に返ってしまうという。

早速これを使って女の子と友達になろうと、ボタ子の家に入る彼女に狙いを定めるが、誤って番犬を射てしまう。番犬はのび太を捕まえてペロペロと舐め始めた。何とか矢を抜いて、女の子を家から呼び出そうとするが、出て来たのはボタ子だった。庭へ回って家を覗こうとするが、するとそのボタ子に水をかけられ撃退されてしまった。仕方なく、ドラえもんは姿を消して誘い出すことにする。

家の中に入るドラえもん。中では、ボタ子とその女の子が談笑していた。ドラえもんは彼女が読んでいた本を取り上げて玄関方向へ持っていく。それを追いかけて玄関を出て矢の狙いを定めるのび太。ところが今度も誤ってボタ子に矢を刺してしまった。ボタ子はにやにやとのび太に近づいてくる。矢を抜こうとするが、なかなか抜かせてくれない。何とかヘリトンボでボタ子を振り払う二人であった。

もう残りの矢は一本しかない。そこにまたボタ子を探す女の子が現れたので、弓を引くが、それはそのそばにいた通りがかりのカバのような男の鼻の中に入ってしまう。そして男がクシャミをすると、出て来た矢が何とドラえもんに刺さってしまった。ドラえもんは男に近づいて彼の容姿を褒めようとする。

のび太はドラえもんから矢を抜いて我に返させる。のび太の腕では至近距離で彼女を狙わないといけないので、うんと近づくが、気づかれて逃げられてしまう。とそこで、学校の担任の先生に出くわし、女の子をいじめるなと言われて弓矢を没収されてしまう。

一方先生は自宅のアパートで没収した弓矢を観察していたが、つい戸に的を置いて遊んでみてしまう。とそこに、集金業者が戸を開けて入って来て、そして先生が射た矢が彼に当たってしまう。集金業者は先生のことが好きだと言い始めて彼を追い掛け回す。騒ぎを聞きつけたのび太とドラえもんがやって来て、何とか矢は回収するが、もうのび太の気持ちは諦めに向かっていた。道端に弓矢を放り投げて捨てようとする。

ところが、偶然にもその放り投げた矢が茂みの向こう側にいたその女の子に刺さってしまう。女の子はのび太の手を取り、友達になってと言いかけ、のび太も夢じゃないかと自分の頬をつねるが、そこに彼女の父親が現れる。実は、彼女はまもなく父親の仕事で家族とアメリカに渡ることになっているのだという。束の間の幸せに溜め息をつき帰るのび太。すると、家には彼にお菓子を作ってやろうと台所を占領しているボタ子がいた。


アニメ化

過去に3度のアニメ化がある。

  • 『キューピットで好き好き大作戦の巻』(A1.5)

日本テレビ版アニメ1973.4.15放送。

  • 『ああ、好き、好き、好き!』(A2.22)

大山版アニメ1979.4.26放送。

  • 『ああ、好き、好き、好き!』(A3.44)

水田版アニメ2005.9.23放送。


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