『夜の世界の王さまだ!』(よるのせかいのおうさまだ)は、小学館「小学四年生」1971年12月号に掲載された短編。
夜の世界の王さまだ!
- 話数記号:四71.12
- 分類:原作短編
- 量:13ページ101コマ
- 発表:「小学四年生」1971年12月号
- 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第6巻第1話
- 大全集:第1巻第42話
- アニメ化:1979年、1996年
あらすじ
のび太は家に帰った後にやることを列挙して、ドラえもんに勉強の時間が取れないことを説明する。そしてさらに一日の半分を占める寝ている時間=何もしていない時間を全部起きて使えないかと頼む。ドラえもんは馬鹿馬鹿しいと言いながらも、ひとつぶ24時間ねむくもならないしつかれもしない薬を出す。
のび太はこれを飲んで居間でテレビを観始めるが、夜更かしを玉子に咎められたので、夜の前半4時間を勉強に、後半4時間を遊びに使う計画を立てる。早速勉強に取り掛かろうとするが、静かな時間の中却って集中することが出来ない。勉強に集中できないのは空腹だからと言って、寝ているドラえもんを起こして「自動ラーメン作り機」をねだる。当然そんなものは無いので、代わりにドラえもんはムユウボウという道具を取りだして、これで寝ている玉子を操って、ラーメンを作らせる。ところが作ったラーメンを勝手に玉子が寝ながら食べてしまった。
気分を悪くしたのび太は、勉強をやめて遊びの時間にする。本を読もうかと思うが、どれも読んだ本ばかり。結局何もすることが無く退屈なのび太はドラえもんを起こすが、そこで眠いドラえもんと言い争いになり、その騒ぎに両親が駆け付け、強制的に布団に入れと言われてしまう。
それでも寝られないのび太は、ムユウボウでドラえもんを操り、一緒に外に出る。無人の町にはしゃいだのび太は、道路で大の字に寝たり、道いっぱいに落書きしたりと夜の町を堪能する。その後、友達をドラえもんにムユウボウで連れて来させて、原っぱで野球をしに行く。のび太が打者になって寝ているジャイアンの球を打とうとするが、かすりもしない。その様子を昼間と同じようにジャイアンとスネ夫が寝ながら笑う。
のび太はバットに球が当たるまで振り続けるが、何回かやってようやく当たった球は、原っぱの隣の家の中へ飛び、窓のガラスを割る。。その様子を見て、他の寝ている友達は一目散に逃げて行ってしまった。のび太も逃げようとするが、良くないと思い、ムユウボウで寝ているその家の主人を呼ぶ。家の主人はのび太にガラスが割られたことを聞くと「グウ」と応答する。のび太はそれを「ゆるす」という意味かと返す。すると次に「グウグウ」と言うので、のび太はこれを自分を褒めている言葉と解釈する。
そうしてのび太は帰っていくが、急に夜の町でうろついているのが馬鹿馬鹿しく感じられるようになり、家に帰った後、ドラえもんに薬を消す薬を出してもらってそのまま布団で寝た。
翌日、あくびをかきながら登校するのび太をよそに、ジャイアンやスネ夫たちが互いにみんな同じ野球をしている夢を見たことを話して驚き合っていた。
アニメ化
過去に2度映像化がある。
- 『夜の世界の王さまだ!』(A2.99)
大山版アニメ1979.7.25放送。
- 『ひとつぶ24時間』(A2.1408)
大山版アニメ1996.7.26放送。
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