1970年3月1日日曜日

けんかマシン(作品)

『けんかマシン』は、小学館「小学四年生」1970年3月号に掲載された短編。1959年度生まれ(1966年度入学)の世代が最後に学年誌で読んだ作品である。


けんかマシン

  • 話数記号:四70.3
  • 分類:原作短編
  • 量:15ページ103コマ
  • 発表:「小学四年生」1970年3月号
  • 単行本:「中公コミックス 藤子不二雄ランド『ドラえもん』」第1巻第3話
  • 大全集:第1巻第3話
  • アニメ化:1980年

あらすじ

のび太は飲酒運転をしている素行不良な大人3人に出くわし、思わず声を上げて彼らを非難するが、逆ギレされてからまれた挙句、飲酒運転を「よいこと」などと言わされ、さらにビール瓶で数発殴られてしまった。

その後、友達をいじめて帰るジャイアンとスネ夫の姿も見る。のび太は、そのいじめられて悔しがっていた友達に寄り添い同情するが、すると彼は「ぼくもだれかいじめてやりたい」と言い、そして起き上がってのび太の姿を見止めると、彼をビンタする。のび太は怒るが、やり返しはしなかった。

さらに、凶暴な犬に吠えかけられて逃げる小犬にも出くわすが、今度はその小犬に噛まれてしまう。のび太は怒りを露にしようとするが、逆にその小犬に威嚇されて、この時ものび太は何かやりかえすことは出来なかった。のび太は自分は広い心を持つ平和主義者だからやり返さないだけなのだと自分自身に言い聞かせ、帰宅の途に就く。

そして、今まで起きた出来事を自分の部屋でドラえもんに話す。ドラえもんはやられっぱなしなのにも拘わらず平然としているのび太の態度に驚くが、まもなくのび太は思わずドラえもんに悔しさを我慢できずに泣き付いてしまう。ドラえもんはのび太を鼓舞しようとするものび太は自信を失っている。

そこで、ドラえもんはポケットからけんかマシンをのび太に貸してあげることにする。まず初めにドラえもんは入れじたを取り出して、のび太の舌にそれを被せさせる。すると、のび太の舌が勝手に動いて、思わずドラえもんに向かって辛辣な悪口や脅し文句を立て続けに浴びせかけた。これは自動で喧嘩相手に口喧嘩を仕掛けるための道具であった。

次に、ドラえもんはイナズマソックスを取り出して、のび太に履かせる。といきなりのび太は猛スピードで部屋の戸を突き破り壁に激突する。これは、相手の拳骨を交わしたり、素早く踏み込んで相手に拳骨を浴びせ倒すしたりするために、素早く動けるようになる道具であった。

そして最後に、ドラえもんは付けるとパンチ力を大幅に増幅させられるパワー手ぶくろをのび太に装着させ、そして二人は喧嘩で仕返しをするために家を出る。

早速のび太は駐車してあった先ほどの大人たちのスポーツカーを発見し、足で一蹴りする。するとなんと、車は数メートル先まで突き飛ばされ、あっという間に大破してしまう。その怪力にのび太どころか、道具の効果を知っているはずのドラえもんもさすがに強すぎると感じて驚く。こんな状態で相手と喧嘩をすれば確実に殺してしまうことになりかねないので、ドラえもんはパワー手ぶくろを外させようとするが、うまく外せない。仕方なく、タイムマシンでセワシを呼んでくることにした。

するとそこで、先ほどのび太をビンタした友達と出会う。のび太は彼と喧嘩になった時のことを想像して思わず震えるが、逆にそれを相手は自分が恐いからなのだと勘違いし、のび太が去った後、年下の兄弟たちにそれを自慢する。

一方、案の定ドラえもんがのび太に貸したけんかマシンは壊れていて、セワシとドラえもんは急いで彼を探しに行く。

そんな中でのび太は今度は、車を壊されたと知って怒った、先ほど飲酒運転をしていた大人たちと鉢合わせする。のび太は喧嘩になることを恐れてさっさとその場を離れようとするが、入れじたのおかげでこちらから喧嘩を売る形となってしまい、飛び掛かられる。だが、パワー手ぶくろの効果ですぐに彼らを彼方へと突き飛ばし、慄いて逃げる三人にもイナズマソックスで追いついてしまう。

のび太が工事中のマンホールに落ちたところを、セワシとドラえもんが救出し、ようやくけんかマシンを取り外せたのび太は安堵する。とそこに、年下の兄弟たちに自分の強いところを見せようとしているあの友達が現れ、のび太を一発指で突く。

のび太はセワシとドラえもんに「中くらいに強くなるマシン」はないかと尋ね、そして自分は平和主義者なのだとまた自分に言い聞かせて帰る。


アニメ化

過去に1度の映像化が試みられている。

  • 『ケンカマシン』(A2.413)

大山版アニメ1980.8.25放送。


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