『のび太が強くなる』(のびたがつよくなる)は小学館「小学三年生」1970年3月号に掲載された短編。
のび太が強くなる
- 分類:原作短編
- 量:16ページ100コマ
- 発表:「小学三年生」1970年3月号
- 単行本:なし
- 大全集:第1巻第6話
- アニメ化:なし
作品解説
あらすじ
のび太は朝寝坊をしでかし、先生に叱られるだの遅刻するなどと言って大騒ぎし、しまいには学校を休むと言い張る。玉子は甘やかそうとするが、ドラえもんは声を張り上げてのび太に学校へ行くよう催促する。それでものび太は腰を上げなかったので、今度だけと、終わっていなかった宿題を、ポケットから出したでん子ずのうつき自動ボールペンで片付けさせ、ヘリトンボで学校に向かわせる。
ところが既に学校では朝の時鈴がなり、先生が教室へ向かい始めていた。のび太は引き返そうとするが、ドラえもんは彼を止めて、グルリン電波を取り出し、先生にかかる重力を横向きにして、先生を足止めする。おかげで、のび太は遅刻せずに済んだ。
朝、宿題を集める時間。のび太も宿題を出そうとするが、のび太がまた忘れたと思い込んでいた先生に口癖となっていたお説教を食らいそうになる。そしてその日ののび太は、教科書の文章はすらすらと読め、体育の授業でも鉄棒の大技を決めるなど、姿を隠して手伝ってくれたドラえもんのおかげで、人が変わったように出来が良かった。先生は奇妙に思いながらも褒めるが、のび太をいつも見下していたジャイアンやスネ夫からしたら気に食わない。
いつかはぼろが出ると、のび太の行動をじっと見つめていたが、落ちるはずの側溝もひょいと飛び越え、なかなか失敗を犯さない。調子に乗ったのび太は二人に向かって、ぼくは絶対に失敗しないようになったと言い、道を走るタクシーの前に飛び出してみる。ドラえもんは慌ててのび太を塀の上へ持ち上げるが、その拍子にドラえもんは透明になったまま気絶してしまう。
それに気づかないのび太は、道すがら乱暴者で有名な不良中学生三人組に蹴飛ばされると、彼らに面と向かって謝るよう要求する。結局人気のない公園で本気の喧嘩を勝負することになるが、ふとここでのび太はドラえもんがいなくなっていることに気づく。のび太は急に不安になってドラえもんの名前を叫びながらその場を逃げ出す。
一方、先生は道を歩いていたところ、倒れていた透明のドラえもんにつまづき、転倒すると同時に、手探りで偶然にもドラえもんのヒゲを一本抜き取ってしまう。ドラえもんは痛さに絶叫し起きるが、ヒゲを抜かれたせいで力が出ない。とそこに、タイムテレビでのび太のピンチを知ったセワシが現れ、彼と合流する。
セワシはのび太と瓜二つな見た目を利用して彼に変装し、のび太を探す不良中学生たちの前に現れて彼らを誘き出す。不良中学生たちはのび太に変装したセワシに一気に飛び掛かるが、その瞬間にセワシは姿を消す。
その間も誰かの家の庭の中に隠れていたのび太。しかしそこを意地悪なジャイアンとスネ夫に見つかり、三人の前に無理やり差し出されてしまう。
ところが、次の瞬間三人が一気に見えない者によって突き飛ばされ、ノックアウトされる。もちろんこれは姿を消したセワシによるものであったが、ジャイアンとスネ夫は当然これをのび太の力だと思い込んで震え上がる。一方のび太はこの一瞬の出来事を不思議がるばかりであった。
アニメ化
テレビアニメなどによる映像化は試みられたことはない。
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