『ペタリぐつとペタリ手ぶくろ』(ペタリ靴とペタリ手袋)は、小学館「小学二年生」1970年4月号に掲載された短編。
ペタリぐつとペタリ手ぶくろ
- 話数記号:二70.4
- 分類:原作短編
- 量:11ページ64コマ
- 発表:「小学二年生」1970年4月号
- 単行本:収録無し
- 大全集:第2巻第4話
- アニメ化:1973年
あらすじ
のび太、ジャイアン、スネ夫と男の子は忍者隊と名乗って、近所にある怪しい不気味な屋敷への潜入を試みる。二階の窓から侵入しようと、肩車で上ろうとするが、失敗。管理人の「ゴリラ」と呼ばれる男に見つかり、顔すら見ないまま四人は逃げ出してしまった。
のび太は家に帰ってその怪しい屋敷に潜入してみたいことをドラえもんに相談する。当初は人の家に忍び込むのに気が引けていたドラえもんも、屋敷の怪しさを知って納得し、そこに忍び込むためにペタリぐつとペタリ手ぶくろという道具をポケットから取り出す。この道具を手足にはめると、天井にも壁にもぺったりと手足をくっつけて動き回れるのだ。
早速、屋敷の壁を這って、あいている二階の窓から屋敷に侵入。のび太は暗闇を怖がるなか、ドラえもんは平静を保っていたが、そこに一匹のネズミが現れたため、ネズミが苦手なドラえもんは大声で叫んでしまう。その声で、二人は屋敷の住人に見つかってしまい、何とかドラえもんは、のび太を近くの部屋に隠れるようにと言って押し込む。
ところがなんとその部屋には一人の少年がベッドで寝ていた。のび太は少年に向かって君はゴリラにさらわれてきたのかと尋ねるが、少年はそんなことには耳もくれずに、のび太とドラえもんが“足で歩いている”ことに驚愕する。それを聞いたのび太とドラえもんはきょとんとするばかりだった。
一方、屋敷の管理人の「ゴリラ」は、侵入者を見失ったことを屋敷の主人に報告する。主人は彼らが孫のたまお――先ほどのび太とドラえもんが出会った少年――の部屋にいるのではと思い、彼が寝ている部屋に歩いて向かおうとする。すると管理人の男はたまおの部屋に“歩いて”向かってはいけないと言って彼を注意し、その代わり台車に乗っかってそれを棒で漕いで向かわせる。
部屋に台車で入ってきた祖父に、たまおは自分も足で歩きたいと告げる。すると祖父は慌てて、人間は足で歩けないのが当たり前で、だから自分も車の乗っているのだと嘘をつく。さらには外には怖いお化けがたくさんいるのだと言って、屋敷の外にも出てはいけないと言う。
それを隠れて聞いていたのび太とドラえもんは、たまおの前に姿を現し、たまおの祖父の嘘を暴こうとする。そこに管理人の男がやって来て、二人を捕まえようとする。ドラえもんは姿を消して逃げ出すが、のび太は管理人に捕まってしまう。のび太はたまおの祖父にたまおに嘘をつき続けた理由を尋ねる。
たまおの祖父によれば、たまおは生まれた時から足が不自由で一生歩けず、彼に悲しい思いをさせたくないがために、自分だけが人よりハンデを背負っていることを彼自身に知らせたくなかったのだという。だから、他の人たちも足で歩くことは出来ないのだと偽り、また世間のことも何も教えなかったのだというのだ。主人はのび太に二度とたまおに近寄らないでくれと頼む。
のび太と屋敷の主人が部屋を出ると、おもむろに上の階段を下りてくる人影があった。主人はまたよその子どもが家に侵入したのだと思うが、何とその人影は、足で立ちながら歩いているたまおだったのだ。その姿に主人は驚く。たまおによれば、訳は分からないがとにかく歩けるようになったのだという。実はこれはドラえもんが未来の科学で治したものであった。
主人は泣いて喜びながら、たまおに外に出ることを許す。早速外に出て遊ぼうとするたまおに、のび太とドラえもんは外で歩くときは気をつけるよう注意する。だが、次の瞬間、どぶに落ち、そして瓶につまずいて転んだのは、のび太とドラえもんの方であった。
アニメ化
過去に1度アニメ化がされている。
- 『お化け屋敷の謎の巻』(A1.16)
日本テレビ版アニメ1973.5.20放送。
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