1970年5月1日金曜日

㊙スパイ大作戦

『㊙スパイ大作戦』(まるひ スパイだいさくせん)は、小学館「小学四年生」1970年5月号に掲載された短編。


㊙スパイ大作戦

  • 話数記号:四70.5
  • 分類:原作短編
  • 量:14ページ115コマ
  • 発表:「小学四年生」1970年5月号
  • 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第1巻第4話
  • 大全集:第1巻第8話
  • アニメ化:1973年、1979年、2005年


あらすじ

のび太は先生の花瓶を割り、しかもそれをスネ夫に見られてしまった。スネ夫は花瓶を割ったのを秘密にする代わりに、掃除や骨川家のお使い、どぶの中のボール探しなど様々な雑用を彼にやらせる。スネ夫は周りのみんなに、のび太に「カビン」と言えば何でもやってくれると言いふらす。こうしてのび太はスネ夫に弱みを握られてしまった。

家に帰り、窮状をドラえもんに話すのび太。ドラえもんは怒り、まずのび太とともに学校へ向かい、壊れた花瓶を復原光線で元通りに直し、のび太の弱みを消す。そして更に彼に仕返しを講じるために、スパイセットという道具をだす。目や耳が付いた道具で、これらをスネ夫の家に飛ばすことによって、目と耳から情報を得、スネ夫の弱みを握ろうというのだ。

映像と音は本体のビジョンに映し出される。道角を曲がりスネ夫を発見する。スネ夫は丁度野球から帰ったところだった。スネ夫は掃除を一人でやったという嘘を平然と母親に話す。そして勉強部屋に向かうと言って席を離れる。しかし彼が向かったのは鏡のある部屋だった。彼は鏡で自分の顔を見ながら、「いつ見てもいつまで見てもあきないなあ、ぼくの顔は。美しいということばは、ぼくのためにあるんだなあ。」と自分の顔に30分ずっと見とれている。

それを見た二人はビジョン越しに大笑い。早速スネ夫の弱みの一つにすることにした。次にスネ夫は勉強机に向かおうとするが、やっぱりのび太にやらせようとソファーで寝てしまう。のび太はもっと決定的な弱みを握るんだとビジョンを見続けるが、まもなくそこにはお漏らしをしてしまったスネ夫の姿が映し出された。どうやら癖になっているようで、実はいつもおむつを履いていたのだという。

むしゃくしゃしたスネ夫は電話を掛けてのび太をいじめてやろうとするが、電話に出たのび太はなぜか調子が良い。スネ夫は「カビン」の三文字を唱えるが、のび太は動揺すらしない。スネ夫は花瓶のことを先生に告げ口しようと学校に向かうが、教室にはなんと元通りの花瓶が置いてあるではないか。

動揺したスネ夫は花瓶を手に取るが、そこで誤って落としてそれを割ってしまう。その瞬間をのび太はしっかりと見ていた。スネ夫はその場しのぎにのび太のせいにしようとするが、他の弱みも握られてしまっていることに気づき、あえなく降参。のび太はスネ夫に早速宿題を頼んだ。

するとここに、のび太に「カビン」と言えば何でも頼めるという話を聞いたクラスメートたちが三人の元にやって来る。ジャイアンはのび太に「カビン」と言いながら「はだかで逆立ちしてワンワンと言ってみな」とお願いする。それを聞いたスネ夫は、自分がそうせざるを得なかった。


アニメ化

過去3回のアニメ化が試みられている。

  • 『弱味をにぎれの巻』(A1.6)

日本テレビ版アニメ1973.4.15放送。

  • 『㊙スパイ大作戦』(A2.26)

大山版アニメ1979.5.1放送。

  • 『㊙スパイ大作戦』(A3.11)

水田版アニメ2005.5.20放送。


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