1970年5月1日金曜日

恐竜ハンター

『恐竜ハンター』(きょうりゅうハンター)は、小学館「小学三年生」1970年5月号に掲載された短編。


恐竜ハンター

  • 話数記号:三70.5
  • 分類:原作短編
  • 量:17ページ93コマ
  • 発表:「小学三年生」1970年5月号
  • 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第2巻第17話
  • 大全集:第1巻第23話
  • アニメ化:1979年、2015年


あらすじ

のび太が部屋に入ると部屋にまるまるいっぱい一頭の恐竜がいて、こちらを振り返ったのでびっくり。階段を転げ落ちるように這いながら玉子のもとへ部屋に恐竜がいたことを伝えて部屋に一緒に戻るが、そこには何もいなかった。

その後、ドラえもんがタイムマシンのある引き出しから出て来た。実は、先ほどのび太が見て驚いた恐竜は、ドラえもんとセワシが「恐竜がり」という未来世界ではやっているスポーツで捕まえた恐竜で、タイムマシンで1億年前から連れて帰る途中の一休みとして部屋に連れて来ていたのだという。連れ帰った恐竜はペットに出来る。

のび太は面白そうだと思ってコックのライフルを手にして引き出しに向かおうとする。だがドラえもんは制止し、これはとても危険なスポーツだと言い、強い体と何者も恐れない勇気が必要だと諭す。ところが突然部屋に現れたドラえもんが苦手であるネズミに驚いて怯えて飛び上がってしまう。

それを見たのび太はドラえもんがネズミを苦手としていることをやって来た玉子に暴こうとするが、ドラえもんは恐竜がりに連れて行ってやるからと言ってとどまらせる。まず、準備としてドラえもんはバターとジャムを用意するよう言う。のび太はお弁当だと思って他にも様々な食品を持ってくる。ドラえもんはそれは要らないというが、取り敢えずポケットにたくさん入れておくことにした。

早速タイムマシンに乗り、ダイヤルを調節して1億年前の昔の恐竜がたくさんいるところに到着する。そして着くや否やドラえもんはポケットから恐竜を捕まえるための道具である細胞縮小きを出す。と思ったが、のび太が先ほどポケットに物を詰め込み過ぎたため、それが出て来てしまった。ドラえもんは余計なものを一通り取り出した後、ようやくその細胞縮小きを見つける。ドラえもんがこれを試射すると、光線を当てられた樹木がみるみるうちに小さくなっていった。これで恐竜に近づいて小さくして捕らえるのだという。

そして、ドラえもんはのび太を残してえものを誘い出しに行ってしまった。

のび太はしばらく待ち続けたが、だんだん心細くなり、しまいには帰ろうと場所を後にする。と、ドラえもんが大物だぞと走りながら巨大な恐竜に追われてやってきた。ドラえもんは撃てと言うがのび太は逃げて行ってしまう。何とかのび太は銃口を恐竜側に向けて発射し、恐竜を小さくするが、恐くて光線を当て過ぎた結果、恐竜はアリくらいに小さくなってしまった。

ドラえもんはのび太から細胞縮小きを取り上げて、先ほど言ったバターとジャムを取り出し、そしてなんとそれをのび太の頭や顔、体にかける。餌になって恐竜を誘い出してくれというのだ。のび太は驚くが、仕方なく引き受けることにする。

のび太は恐竜が出ないように祈るばかりであったが、すぐに大型の肉食恐竜が目を付ける。のび太はそれに追われ慌てふためきながらなんとかドラえもんの下にたどり着く。しかしドラえもんの方は冷静で、慌てるのと落ち着いているのとが素人と玄人の違いだと諭し、徐にポケットから細胞縮小きを出そうとする。が、ポケットは先ほどのようにのび太が余分に持ってきた食品でいっぱいで、物を出しても出しても細胞縮小きが出て来ない。

ドラえもんまでも慌てふためき、そしてついに細胞縮小きを手に取るが、すると恐竜はそれをなぎ飛ばして、そしてのび太とドラえもんを足で掴む。恐竜は二人のどちらを食べようか迷っているようだった。そして何を思ったかドラえもんの方を口にする。ところがドラえもんは機械なので味に合わず、まもなく恐竜は彼を吐き出してのび太を口に入れようとする。

太陽がまぶしく照る中、のび太は掴まれながらも何とか自分の眼鏡を手に取り、角度を変えて日光を集め、恐竜を火傷させる。恐竜は驚いてのび太を地面に落とし、のび太はそれを好機に落ちていた細胞縮小きを手に取って発射する。

しかしのび太はメガネが無いので恐竜がどこにいるか分からずドラえもんに光線を当ててしまう。そうこうしているうちに近くの火山が噴火し、タイムマシンの入り口に戻って二人は命からがら現代に帰ってきた。

結局のび太はメガネを失くしたわけで叱られてしまうなど、二人とも浮かない気分で部屋で過ごしていた。すると、のび助が新聞を持ってのび太の部屋に訪ねてきた。見ると、なんとメガネをかけた恐竜が発見されたのだという。それはまさしくのび太たちが捕まえようとして食べられそうになったあの恐竜であった。


アニメ化

過去に二度映像化されている。

  • 『恐竜ハンター』(A2.8)

大山版アニメ1979.4.10放送。

  • 『恐竜ハンター』(A3.668)

水田版アニメ2015.2.6放送。20分尺でのアニメ化。


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