『ペコペコバッタ』は、小学館「小学四年生」1970年10月号に掲載された短編。
ペコペコバッタ
- 話数記号:四70.10
- 分類:原作短編
- 量:14ページ102コマ
- 発表:「小学四年生」1970年10月号
- 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第1巻第7話
- 大全集:第1巻第13話
- アニメ化:1973年、1979年、1992年、2005年、2022年
あらすじ
サッカーボールを当てられ眼鏡を割られたのび太は、みんなに怒るが、責任をたらい回しにされた結果、結局避けなかったのび太が悪いということになってしまった。悔しがるのび太の話を聞いたドラえもんも怒って、ペコペコバッタというバッタ型ロボットを出す。このバッタに取りつかれた人は、自分の今までの悪事を反省してひたすら謝り続けるのだという。バッタは胡椒をかけると簡単に取り出すことが出来る。
早速二人はスネ夫の家に行き、スネ夫に先程のを謝る気が無いのを確認した後、彼にペコペコバッタを飛ばす。すると、スネ夫はしゅんとなって、わんわん泣きながら謝り始め、更に自分を殴りつけるよう懇願する。のび太は彼をビンタするが、それでもスネ夫は飽き足らず、最後にはのび太にボコボコにしてもらうまで離れなかった。
同様に、ジャイアンにもバッタを飛ばして謝らせる。彼も泣き始め、自分で自分を殴ったり、自ら電柱にぶつかったりした後、巨大な木槌を取り出して、これで殴れかしという。さすがに慌てる二人であったが、のび太は木槌をうまく持てず、誤ってドラえもんを潰してしまう。その拍子に、ドラえもんの虫かごから大量のペコペコバッタが抜け出し、町中に広がってしまった。
町の各地から聞こえてくる謝罪の声。それを止めるために、二人は胡椒を買いに店へ向かうが、店の人は世間に合わせる顔が無いと言ってなかなか出て来ない。仕方なく家から取り寄せることにするが、道すがら、クラスの優等生であるタダシが首を吊ろうとしているのを発見する。急いで止めようとするが、タダシはこれまでの知られざる悪事を告白する。
結局タダシを他のクラスメートに謝らせることにするが、その相手のジャイアンやスネ夫たちも誤りに行くのに忙しい。やはり死のうとするタダシをドラえもんが止めている間に、のび太はヘリトンボで家に行こうとする。ところが、お次は何と屋根の上で切腹しようとする強盗犯がいた。彼を連れて警察へ自首するよう勧めるのび太。
しかし交番を訪ねてみたところ、そこには誰もいないではないか。よく見てみると、奥の檻の中に一人の警官が閉じ込められていた。事情を聴くのび太だったが、実は彼は警官ではなく、石川五右衛門、またの名を怪人二十面相という悪人で、ペコペコバッタに取りつかれて自分で自分を捕まえていたのだ。
ようやく家に戻ったのび太は互いに謝ろうとする両親を横目に、胡椒を冷蔵庫から取り出し、早速二人にかける。すると二人は一転して自分のことを棚に上げて相手のことを非難し始めた。のび太は町の人を元に戻すのが不安になってきた。
アニメ化
過去5度の映像化が試みられている。
- 『ペコペコバッタ大騒動の巻』(A1.2)
日本テレビ版1973.4.1放送。これは日本テレビ版アニメの初回放送の中の作品である。
- 『ペコペコバッタ』(A2.32)
大山版アニメ1979.5.8放送。
- 『反省バッタ』(A2.1181)
大山版アニメ1992.5.29放送。
- 『ペコペコバッタ』(A3.40)
水田版アニメ2005.9.9放送。
- 『ペコペコバッタ』(A3.1217)
水田版アニメ2022.3.12放送。
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