『好きでたまらニャい』(すきでたまらニャい)は、小学館「小学四年生」1971年2月号に掲載された短編。
好きでたまらニャい
- 話数記号:四71.2
- 分類:原作短編
- 量:14ページ111コマ
- 発表:「小学四年生」1971年2月号
- 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第7巻第5話
- 大全集:第1巻第17話
- アニメ化:1973年、1980年、2005年
あらすじ
食欲がないと言いながらのび太の分まで昼食を食べたり、顔を洗えと言われて渡された洗面器の水をのび太にかけたりと、何かと情緒不安定なドラえもん。のび太が気になりながら部屋に入ると、そこには段ボールのつけ耳をしたドラえもんがいた。そして自分は今悩んでいるのだと彼に打ち明ける。
しかしのび太はそれが信じられなくて思わず彼を嘲笑ってしまう。怒って去るドラえもんに気づいたのび太は謝り、話を聞くが、なんとドラえもんは現代に好きなネコが出来たのだという。またのび太は思わず笑いそうになるが、なんとかこらえて話の続きを聞く。ドラえもんによると、相手はまだ自分のことを知らないが、恥ずかしく、自分に自信があるわけでもないため、話しかけられないのであった。
そう話して向かっているうちに、屋根の上で寝ている相手の白ネコを見止める。それでもドラえもんは緊張し照れがってのび太の陰に身を寄せる。のび太は彼を押し出して彼女の下へ向かわせ、ドラえもんも話しかけようとするが、彼女が振り向いた途端何も言えなくなって戻っていってしまう。
そして急いで家に帰って、部屋で自分の体をやすりで擦ったり、顔を槌で殴ったりし始める。のび太はなんてあの子と話したのかとドラえもんに尋ねる。ドラえもんによれば、新年のあいさつや天気の話をしたそうだが、彼女は振り向いてデブはいやだ、風船みたいな顔は嫌いだと言った、ような目つきでこちらを見たのだという。
のび太はドラえもんにもっと自信を持てと喝を入れ、ドラえもんをコーチしようと、まず彼女へのプレゼントとしてかつおぶしを用意。そして、かつおぶしの前で彼女との会話の練習をさせる。しかしドラえもんの話し方はなかなか下手なもので、またドラえもんは自信を失ってしまう。
のび太はドラえもんに口よりも真心だとアドバイスし、自分なんかダメだと思い込むなと彼を諭す。ドラえもんはだんだんまた自信をつけ始め、そして意気揚々と家を出る。が、道端で会ったスネ夫に容姿をからかわれてまた喪失感に浸る。
そこでのび太はまず自分が静香の前で人と友達になるためのお手本を見せ、静香を褒める。ただ静香はのび太が何でもしてくれると言ったのを聞いて、彼に留守番を任せ出掛けて行ってしまう。結局ドラえもんはのび太のアドバイスなしに彼女の下へ向かうことになる。
ドラえもんは白ネコの前で、ガタガタとしながらも自分の気持ちを伝える。すると、彼女はあっさりと友達になることを快諾してくれた。二匹は喜びながら家々の屋根を飛び回る。のび太は留守番しながらそれをうるさがっていた。
アニメ化
過去3度のアニメ化が試みられている。
- 『屋根の上のすてきな子の巻』(A1.3)
日本テレビ版アニメ1973.4.8放送。
- 『好きでたまらニャい』(A2.308)
大山版アニメ1980.3.29放送。
- 『好きでたまらニャい』(A3.18)
水田版アニメ2005.6.17放送。
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