『のろのろ、じたばた』は、小学館「小学三年生」1971年3月号に掲載された短編。
のろのろ、じたばた
- 話数記号:三71.3
- 分類:原作短編
- 量:15ページ117コマ
- 発表:「小学三年生」1971年3月号
- 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第5巻第1話
- 大全集:第1巻第33話
- アニメ化:1973年、1979年、2005年、2015年
あらすじ
のび太はドラえもんに宿題を頼むためにどら焼きをおごるが、意図を察したドラえもんはそれを一蹴。そしてやってもらわないと終わらない位まで宿題をためてしまうのはどうしてなのか反省してみるよう促す。それでものび太は真剣に考えずにその場を立ち去る。それを引き留め、そしてドラえもんはこのようにのび太はのろまな性格だからいけないのだと諭す。
のび太はのろまは生まれつきだと反論するが、ここでドラえもんはクイックとスローという丸薬が入った瓶を取り出す。クイックの方を飲むと、気分も体の動きも素早くなり、スローの方を飲むと、逆になるという。ただのび太は先に飲むのを嫌がったので、まず試しにドラえもんがクイックを飲んでみる。
するとドラえもんは急にムズムズしだして、のび太の背中を押して席に着かせ、宿題をやらせ始める。のび太がきちんと取り組んでいる間も、彼を急き立てる。のび太は嫌になって、静香に教えてもらいに行くと言って家を出る。そして玄関前でのんびりとして出掛けようとしていたが、そこにせっかちなドラえもんが現れ、そして彼の背を押して静香の家に急行。呼び鈴を素早く鳴らしたと同時に、静香が誰と分からないうちに玄関扉を開けて部屋の中へ突入。その場で靴を脱ぎながら挨拶をさせる。
ドラえもんはお茶を用意している静香の母を見つけると、ポットを取り上げてそのまま部屋に行き、ポットから直接のび太の口に茶を注ぐ。そしておやつの焼き芋を食べさせたと同時にドラえもんはのび太を引っ張って帰らせようとするが、当然本当の用事は終わっていない。それを聞いたドラえもんは、道中でまた引き返そうと急ぐが、のび太はさすがに呆れて、ドラえもんにスローを飲んで元に戻るよう言う。
ドラえもんはどたばたしながらポケットからスローを探し、そして見つけた丸薬を飲む。ところがそれはクイックで、ドラえもんは更に速くなってしまった。のび太は別に落ちていたスローを取って渡そうとするが、ドラえもんの動きが速すぎて全然渡せない。走り出したら止まらないドラえもんはそのまま遠くへ行ってしまった。
のび太は自分もクイックを飲もうと、落ちていた瓶を手に取んで飲むが、のび太もクイックとスローを間違えてしまい、気づいた途端間違えて飲んだスローの効き目が現れ、更にのろまになっていってしまう。
のび太が徐に家へと向かっているところを追い越して、ドラえもんは疾風のごとく帰宅してのび太の在否を確認するが、いないと玉子に言われ、そのまま窓ガラスを割って出て行く。体は完全に疲れているのに、気が早くなって動きを止められないのだ。
そんな一方で、のび太は横を進んでいるかたつむりと競走してゆっくりとぼんやりして過ごしている。その後、その様子を見ていた男の子にドラえもんはのび太の居場所を聞くが、男の子が答える前にドラえもんは去っていってしまった。のび太はまもなく家の戸の前にたどり着く。が、戸を開けるのが面倒くさいので、日が暮れてのび助が帰ってくるまで誰かが開けてくれるのを待ち続けていた。
無事に家の中に入れてもなお、のび太はのたりとしていたが、ふとのび助と玉子はのび太が持っていた二つの瓶を見つけ、おいしそうな飴だと言って口に入れようとする。のび太はそのクイックとスローについて説明しようとするが、スローのおかげでなかなか口が開かない。そうしているうちに、二人はクイックを口に入れてしまった。
青森まで行ってきたドラえもんは、薬の効果が切れてようやく家にたどり着く。同時にのび太もスローの効き目がきれた。しかし下の階からは、クイックを飲んでせっかちになってしまったのび助と玉子がどたばたと暴れながら部屋にやってきた。
アニメ化
過去に4度のアニメ化がある。
- 『クイック・スロー大作戦の巻』(A1.17)
日本テレビ版アニメ1973.5.27放送。
- 『のろのろじたばた』(A2.168)
大山版アニメ1979.10.13放送。
- 『のろのろ、じたばた』(A3.4)
水田版アニメ2005.4.22放送。
- 『のろのろ、じたばた』(A3.710)
水田版アニメ2015.7.10放送。
0 件のコメント:
コメントを投稿