『アリガターヤ』は、小学館「小学四年生」1971年8月号に掲載された短編。
アリガターヤ
- 話数記号:四71.8
- 分類:原作短編
- 量:12ページ
- 発表:「小学四年生」1971年8月号
- 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん プラス』」第3巻第8話
- 大全集:第1巻第38話
- アニメ化:1993年、2007年、2020年
あらすじ
ジャイアンとスネ夫に自分たちの鞄を預けさせられそれぞれの家まで運ぶよう言われたのび太は、そのまま流れで引き受けてしまう。道中、スネ夫の弟やお使い中の飼い犬に出会うが、両者にとも手伝うのを拒まれる。
一方、ドラえもんは帰りが遅いのび太を探して家を出る。すると川原に佇んでいる彼の姿が。のび太はドラえもんを見た瞬間泣き付き、誰の言うことでも簡単に聞いてしまうのに、自分は他人から何も受け入れられない現状を嘆く。それを聞いたドラえもんは、ポケットからさっとアリガターヤという輪っか状の道具を取りだす。これを頭に付けている人の言葉は誰が聞いても有り難いお言葉として受け入れられるのだという。
のび太が早速被ると、周囲に紫の霧が立ち込め、花びらが散る。そしてドラえもんに鞄らをそれぞれの家に届けるように言うと、彼は涙を流しながら、言葉の「有り難さ」に感動してのび太にすがりついた後、一目散に駆けだしていった。効果を見て、ドラえもんがわざとやっているのではと疑いながら帰宅の途に就く。
玄関では、さっそく玉子が帰りの遅いのび太を叱り始めたが、のび太が一言ごめんなさいと謝ると、玉子は我を忘れてその言葉に感激し、味を占めたのび太は彼女に自分の宿題をやらせる。効果に喜んでのび太は玄関を出て遊びに出かけたところ、待ち構えていたドラえもんが彼からアリガターヤを取り上げる。
道具をもらうとすぐ調子に乗るのび太をドラえもんは注意する。しかしのび太は気をつけて使うと言い、さらにドラえもんをおだてて再び道具を借りることに成功する。道端で先ほどの犬と出会って追いかけられても、助けてというとその言葉に犬が反応し、何でも言うことを聞くようになる。
校庭で野球をやっているジャイアンとスネ夫たちを見つけると、のび太もその中に割り込もうとする。一瞬ジャイアンは彼を拒もうとするが、アリガターヤの効果で、捕手をやらせてもらえることになる。しかし投手スネ夫の投げたすごい球は受けられるはずがなく後逸。ところがのび太はそれをスネ夫のせいにする。それでも道具の効果でスネ夫はありがたいお言葉だと感嘆する。
その後のび太は打者となって、空振りを無かったことにしたり、ただのゴロを皆にホームランだと認めさせたりなど、好き放題した挙句、最終的に全員野球をやめさせ、空き地で出鱈目な事を言う自分を皆に崇拝させ、おやつなどを献上させる。その様子を発見したドラえもんは彼を再び注意しに乗り込むが、アリガターヤで我を忘れさせられてしまう。そのまま涙を流しながらひざまずく皆を背に、のび太はそこを後にする。
がそこに急に風が吹いてきて、頭の上を浮いていたアリガターヤがさらわれてしまう。追いかけてのび太が向かった先には、何と丁度アリガターヤが頭に付いているあの犬がいた。
のび太を心配したドラえもんは再び彼を探しに家を出る。するとそこには、道端で犬の命令に従って片足を上げて犬のように小便の仕草をさせられているのび太がいた。
アニメ化
- 『アリガターヤ』(A2.1222)
大山版アニメ1993.2.19放送。
- 『神さま仏さまのび太さま アリガターヤ』(A3.168)
水田版アニメ2007.5.18放送。
- 『アリガターヤ』(A3.1046)
水田版アニメ2020.2.1放送。
0 件のコメント:
コメントを投稿