1970年2月1日日曜日

愛妻ジャイ子!?

『愛妻ジャイ子!?』(あいさいジャイこ!?)は、小学館「小学三年生」1970年2月号に掲載された短編。「ドラえもん第一話」に相当する作品の一つである『机からとび出したドラえもん』(三70.1)の次作である。


愛妻ジャイ子!?

  • 分類:原作短編
  • 量:16ページ113コマ
  • 発表:「小学三年生」1970年2月号
  • 単行本:なし
  • 大全集:第1巻第5話
  • アニメ化:なし

あらすじ

相変わらずセワシに「おじいさん」と呼ばれているのび太は、少々ご機嫌ななめ。そんな中で、のび太は自分に子孫がいるということは、自分にもお嫁さんが来るのではと考え、誰が自分の将来のお嫁さんになるのかセワシたちに尋ねる。しかし、返ってきた答えは期待とは裏腹に、ガキ大将ジャイアン剛田武)の妹で、のび太が嫌いなジャイ子なのだという。

信じられないのび太は怒って二人を部屋から追い払うが、そこで二人はタイムテレビをまた使って、20年後ののび太とジャイ子の生活を彼に見せる。そこではのび太がジャイ子に虐げられる様子が映っていた。その様子を見て呆然とするのび太だったが、今からでもジャイ子と結婚する運命は変えられるとドラえもんに言われる。

そのために、まずはのび太がジャイ子に嫌われるようにと、ドラえもんは彼をジャイ子の前に押し出す。手始めに、のび太はジャイ子に自分のことが好きかと聞くが、大笑いの返答をされる。のび太がそれに怒ったのを見て、ドラえもんは彼女と喧嘩しろと言うが、ためらいがちなのび太はなかなかそれが出来ない。

そこで今度は、ジャイ子に背後から殴りかかろうとするが、ジャイ子の兄であるジャイアンに出くわしてしまい、掲げた拳骨をごまかすためにジャイ子の埃を取り払う真似をした結果、却ってジャイ子の方から接近されてしまう。

こうなったらと、今度はドラえもんはのび太にジャイ子から軽蔑されるようにという。しかしさすがに自分をくだらない奴のように見せるのにためらいがあるのび太はそれを拒む。それを見て、ドラえもんは再びタイムテレビで35年後の野比家の生活の様子:夜逃げを計画するのび太をジャイ子が捕まえて連れ戻す様子をのび太に見せる。

仕方なくドラえもんの言われたとおりにしようとするのび太だったが、ジャイ子と話しているうちに却ってジャイ子の方から先に嘲笑われてしまう。のび太が激高したところ、ジャイ子がジャイアンの下へと駆け寄り、結局のび太はジャイアンと空き地で喧嘩することになる。しかし、ジャイアンがのび太に拳骨をお見舞いしようとする直前に、ドラえもんがのび太を救出し、事なきを得る。

それでものび太は馬鹿にされるのを拒み続け、強情にも、困難にぶつかり続けることを高らかに決意し宣言する。ところが、その様子をジャイ子が見ており、意に反して彼女に自分のことを見直させてしまう。

再びジャイ子とのび太が接近しそうな雰囲気になってしまい、手に負えなくなったドラえもんは未来世界へ戻ってセワシの助けを請う。窮状を話すドラえもんだったが、セワシはのび太を映すビジョンを見て、のび太に強さが現れていると感じ、それを肯定的に受け取る。ただ次の場面では、家に帰った途端また母親に泣き付いて甘えだした様子に戻ってしまったようだった。これを見たセワシは、まあ気長にやるしかないとため息をつく。


アニメ化

前作の『机からとび出したドラえもん』(三70.1)と同様に、内容と展開がより知られている作品『未来の国からはるばると』(四70.1)と重なっているため、アニメ化を始めとした映像化は全く試みられていない状況である。


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