『ドラえもんの大予言』(ドラえもんのだいよげん)は、小学館「小学四年生」1970年2月号に掲載された短編。ドラえもん「第一話」として知られる『未来の国からはるばると』(四70.1)の次作に相当する作品である。
ドラえもんの大予言
- 話数記号:四70.2
- 分類:原作短編
- 量:14ページ91コマ
- 発表:「小学四年生」1970年2月号
- 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第1巻第2話
- 大全集:第1巻第2話
- アニメ化:1979年、2005年
あらすじ
のび太は帰宅したと同時にまた出かけようとするが、突然ドラえもんが出した二十二世紀のマジックハンドによって、玄関先から自分の部屋へ連れ戻されてしまう。いたずらだと思って怒るのび太だったが、ドラえもんはどうしてものび太を止めたかったという。
というのも、のび太はこの後留守番で寂しい静香の家を訪ねるはずだったのだが、未来世界からドラえもんたちが持ってきたアルバムによれば、その途中でのび太はダンプカーに撥ねられ全治1か月の重傷を負うことになってしまうのだという。更に、その衝撃によって彼の元々悪かった頭も更に悪化してしまうのだ。だから、ドラえもんは今日は我慢して一日家で過ごそうとのび太に提案し、のび太もそれを受け入れることにする。
ところが、そこに静香から催促の電話が掛かって来る。ドラえもんが断りに受話器へと向かうが、静香は一方的に自分の家の漫画やケーキなどについてしゃべり出し、ドラえもんはそれにつられて今からのび太と向かうと答えてしまう。
怒るのび太だったが、何とか事故に遭わずに静香の家へ行くために、ドラえもんがしっかり彼の傍についていく。のび太は家を出る前に母の玉子に「お別れのあいさつ」をして去るが、当然まともに受けてはくれなかった。
事故に遭わないために、ドラえもんはポケットからタイムテレビを取り出して、10秒後の自分たちの姿を前方に映し出す。しかしその直後、大きなブレーキの音が鳴ったかと思うと、前方に映し出されたのび太がダンプカーに轢かれているのが見えた。ドラえもんは急いでのび太を反対方向に押し戻して難を逃れる。
だが、別の道を歩いていると今度は子どもが遊んでいた自動車のおもちゃを踏みつけて壊してしまい、その親に殴られることとなる。どうやらまだ「自動車事故」の危険は去っていないと感じたドラえもんは、再びタイムテレビを取り出して10秒後の自分たちの様子を窺うが、今度もまた家の門から出てきた自動車に当たってしまうのび太が映し出される。それを避けようと別の道を行こうとする二人であったが、そこにも自動車の脅威があり、結局どの道も危ないということで行き詰ってしまった。
そこでドラえもんは、道にこだわらず色々なよその人の家の中に入って自動車をやり過ごそうと考え、早速小池の家にお邪魔して、家の建物の中に上がったり、塀を乗り越えたりして目的地へ向かう。しかし、次に入った家の庭では自動車の練習をしている女性が自動車を暴走させてしまっており、危うくのび太はそれに轢かれそうになってしまった。
その次に入った家の庭は狭いから大丈夫かなと思っていたところ、泥棒と間違われて家の主人に棒で叩かれてしまう。その人に事情を話すドラえもんであったが、実はその家は急カーブの突き当たりにあり、よくダンプカーや何とかが飛び込んでくるのだという。すると早速一台ダンプカーが塀を壊して衝突してきた。
それを見た二人はまた急いで逃げるが、ドラえもんが今度は、屋根の上を通っていけば絶対に自動車の脅威に晒されないことに気がつく。しかしそれも束の間、屋根の上を這い歩く二人の上に自動車の広告の看板が崩れ落ちてくる。どうしても自動車事故との縁が切れない状況に、二人は絶望する。ところが、そこに心配で様子を見に来たセワシがやって来て、どうしてヘリトンボで飛んでいかなかったのかと尋ねる。
あまりにも簡単な解決策を見つけられなかったことに赤面するドラえもん。簡単に静香の家に到着したのび太は玄関のドアを開けようとするが、その途端彼の頭を自動車のおもちゃが直撃する。静香が先に招いていた近所の子どもたちが喧嘩をしていたのだ。
結局のび太は怪我をしてしまったが、ドラえもんはこの程度で済んでよかったと安堵する。
アニメ化
過去2回のテレビアニメでの映像化が試みられている。
- 『ドラえもんの大予言』(A2.7)
- 『ドラえもんの大予言』(A3.31)
水田版アニメ2005.8.5放送。
0 件のコメント:
コメントを投稿