『おいかけテレビ』は、小学館「小学四年生」1970年4月号に掲載された短編。
おいかけテレビ
- 話数記号:四70.4
- 分類:原作短編
- 量:16ページ100コマ
- 発表:「小学四年生」1970年4月号
- 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん プラス』」第1巻第8話
- 大全集:第1巻第7話
- アニメ化:1973年、1980年
あらすじ
突然野比家の電話が鳴る。電話主はいつもよく聞くあの声だったが、名乗らず急いでテレビのxチャンネルを見るようドラえもんに伝える。団欒している家族を横切ってドラえもんは電話の指示通りテレビのダイヤルをxチャンネルに合わせる。すると、そのチャンネルにはなんとスネ夫が映っていた。「ジャリッ子のどじまん」でテレビ出演を果たして、歌を歌っていたのだ。のび太たちはスネ夫の歌に感心する一方、ドラえもんは下らないと呆れていた。
翌日スネ夫は周りの友人たちからテレビに出ていたことで引っ張りだこ。すごい人気を博していた。のび太もそれにあやかろうとするが、ドラえもんがそれを止める。そして、自分もテレビに出てやるという気持ちは無いのかと尋ねる。のび太はやる気が無かったが、ドラえもんは自分の力でのび太をテレビ出演させ、人気者にしてみると言い張る。そして、周りの友人たちにものび太がこれからテレビに出ると伝える。
ドラえもんはのび太を「ジャリッ子のどじまん」が収録されているスタジオに向かわせ、のび太は予選を受けることになる。しかし、その最中のび太は緊張で名前すら名乗れなくなってしまい、結局は断られてしまう。テレビ出演が無かったので、スネ夫やジャイアン、静香たちが怒りに向かってくるが、するとドラえもんはこれからのび太が全部のチャンネルに出演するとこれまた言い張る。
ドラえもんはのび太と家に帰ると、部屋でポケットからテレビカメラを取り出し、のび太にそれを触るよう言う。のび太は言われたとおりにそうしてみると、カメラが勝手にのび太の方に向き、彼を撮影した。ドラえもんは家のテレビを確認する。なんとそこには今ののび太の様子が映っていた。
それを見て、ドラえもんは町中の人たちにテレビを見るよう宣伝する。スネ夫の家も訪ねるが、昼寝の様子ばかり写っていてどうも全体的に不評な感想のようだった。またドラえもんは家に帰るが、のび太は自分がさっきからテレビに映されていたことを知らなくて、それを初めて知らされて思わず恥ずかしがり、テレビカメラから逃げようとする。だが、このテレビカメラはおいかけテレビで、触った人にどこまでも付いていくもので、のび太もカメラに追われる羽目になり、表に逃げ出す。
その様子をテレビで見ていたスネ夫は、自分もまたテレビに出てみようと、のび太を追いかけるテレビカメラを発見してそれにタッチ。スネ夫はカメラを通してまた歌を披露する。
一方、ドラえもんたちはどのチャンネルを回してもスネ夫の歌が放映されているのにさすがに苛立ち、骨川邸へカメラを返してもらいに行く。スネ夫の母が取り次ぐが、今テレビに自分が出られるのを知った彼女は、ドラえもんにカメラを返さずに、自分も出演して放送を続けさせる。
テレビのスイッチを切ってもスネ夫たちの歌声が放送されているので、我慢の限界になったのび太たちは外で遊ぶことにする。外では、のび太同様テレビを見なくなった友達が集っていた。
そのことはスネ夫たちの耳にも入る。なんと馬鹿らしくて誰も家の中でテレビを見ていないのだ。こんなものはいやだと、スネ夫はテレビカメラを外に投げ捨てるが、どこまでも対象を追いかけるカメラは、窓を破ってまた家の中に入って来る。先ほどののび太同様、カメラがどこまでも追いかけてくるので、スネ夫はカメラ越しに皆に助けを求める。
それを聞いたドラえもんは今度こそカメラを返してもらおうとスネ夫の元に向かう。すると、スネ夫は丁度トイレを我慢しているところだった。トイレの中でさえも撮ろうとするテレビカメラ。それを見たドラえもんたちはしばらく見ていようかと言う。
アニメ化
過去2回映像化が試みられている。
- 『すきすきカメラの巻』(A1.27)
日本テレビ版アニメ1973.7.1放送。
- 『タッチカメラでテレビ出演』(A2.398)
0 件のコメント:
コメントを投稿