1970年8月1日土曜日

ソーナルじょう(作品)

『ソーナルじょう』は、小学館「小学三年生」1970年8月号に掲載された短編。


ソーナルじょう

  • 話数記号:三70.8
  • 分類:原作短編
  • 量:14ページ88コマ
  • 発表:「小学三年生」1970年8月号
  • 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第3巻第14話
  • 大全集:第1巻第26話
  • アニメ化:1973年、1979年、2006年


あらすじ

スネ夫はジャイアンと友達と賭けをしていた。何の賭けかと言えば、のび太をプールに誘ったら応じるかどうか。ジャイアンや他の友達はみんな行く方に賭けたが、なぜかスネ夫は行かない方に賭けた。そしていざ野比家の前でのび太を呼ぶ。するとのび太は今勉強中だといって断ろうとする。怒ったジャイアンが引っ張り出そうとするが、のび太は待ってくれ、あとニ三年と返す。

実はのび太は泳げなかったのだ。スネ夫はそれを知って賭けをしていたので、みんなから追いかけられる羽目になったが、そんなことは見ずに、のび太は泳げるようになりたいなとぼんやりと考え始め、のそのそと床の上を泳ぐように這いまわる。その様子を見たドラえもんは、彼が泳ぎの練習をしているのかと知って驚き、プールに行って練習するよう提案する。

しかし泳げるようになってから行くとのび太はやる気が無さげのようだ。仕方なくドラえもんはソーナルじょうという薬を取り出す。この薬を飲むと、自分が勝手に思い込んだことが本当のことになるのだという。早速今いる部屋をプールだと思い込んでみると、あっという間にのび太はアップアップとなって溺れかけてしまった。

ドラえもんはのび太にここは幼稚園の浅いプールだと言ってやると、のび太はそう思い込んで、楽々と泳ぎの練習を始める。しかし幼稚園のプールだと思っているうちに、他の小さな子や幼稚園の先生のことなど雑な場面を考えてしまい、なかなか練習が捗らない。

ということで、今度は部屋を海に見立てて泳ごうとする。すると、波の音が聞こえて来て、広々とした海も見えてきた。砂浜の砂でお城をつくろうとするのび太をドラえもんは引っ張って海に入らせる。しかしのび太は深い穴に入ってしまうだのして全く泳げそうもない。そこで結局浮き輪を使うことにした。

沖へ行ってみようと部屋を出て1階に降りる。居間に入って玉子という金魚を見下ろした後、庭から表へ出る。表にいる人たちは、ソーナルじょうの効き目によって、のび太とそれを飲んだドラえもんとには、色々な魚たちに見えていた。その後、空き地で二人は水面に浮かびながら和んでいたが、ふとのび太が大渦巻きでも起きないかなというと、突然海が荒れ始め、ドラえもんたちは本当に渦巻きに巻き込まれてしまった。

何とか薬の効果が切れて二人は助かる。とそこに騒ぎを聞きつけた静香ら友達がやって来る。彼女らにソーナルじょうを渡し、いっしょに海水浴やダイビングを空き地で楽しむ。のび太たちも飲み直して泳ごうとするが、のび太は屋根の上という島で休んでばかり。ドラえもんはしごいてやろうと彼を蹴飛ばして水中でもがかせるが、あまり効果は無かった。結局のび太はアクアラングを使ってダイビングをすることになる。

静香が真珠貝を見つけたと言って落ちていたたばこの空き箱を拾う。すると中から本物の真珠が出て来た。友達の男の子が木の枝を折って取ると、それがサンゴになった。それらを見たのび太とドラえもんは、空き地に積み重ねられていた箱を沈んだ船に見立てて宝箱を探そうとする。だが探しているうちにのび太が人食いざめでも出ないかと呟くと、そこにいた野良犬が襲ってきて、のび太は噛まれてしまった。

結局ソーナルじょうによる空想の世界の中でもロクな目に遭わないのび太。自分の部屋に戻って甲羅干しでもしていようと、天井に太陽があると見立てて部屋でごろごろしていた。

その夜、のび太は肌を焼き過ぎて風呂場でのび助にひいひい言いながら背中を洗ってもらっていた。


アニメ化

過去に3度映像化されている。

  • 『宇宙飛行士になりたい』(A1.49)

日本テレビ版アニメ1973.9.23放送。

  • 『ソウナルじょう』(A2.151)

大山版アニメ1979.9.24放送。

  • ドウナル?コウナル!ソウナルじょう』(A3.109)

水田版アニメ2006.7.7放送。


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