1971年5月1日土曜日

うそつきかがみ(作品)

『うそつきかがみ』(嘘つき鏡)は、小学館「小学四年生」1971年5月号に掲載された短編である。


うそつきかがみ

  • 話数記号:四71.5
  • 分類:原作短編
  • 量:10ページ75コマ
  • 発表:「小学四年生」1971年5月号
  • 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第2巻第8話
  • 大全集:第1巻第35話
  • アニメ化:1973年、1979年、2011年、2018年


あらすじ

のび太は自分の部屋に置いてあった鏡に映る自分の姿に感激する。そこに映っていたのび太は、普段毎日自分がいつもの鏡で見ていた自分より遥かに美しかった。さらにその鏡は勝手にしゃべりだし、自分は真実を語ると謳い、そしてのび太は世界一の美男子だと言い出す。するとそこにドラえもんがのそのそと部屋に入って来て、鏡をポケットにしまってしまう。

ドラえもんは、あれはお世辞のように映る人の姿を実際より美しく見せるようなうそつきかがみだと説明し、下の階へさっさと去っていってしまう。しかしのび太は先ほど映った自分の姿が自分の真の姿だと信じ込んでしまっている。するとまもなく下の居間でボウリングで遊んでいたドラえもんが、部屋の鏡面台の鏡を壊してしまった。

そこでのび太は言葉巧みに代わりの鏡としてドラえもんにポケットからあのうそつきかがみを出させ、玉子に鏡を貸させる。するとさっそく鏡は玉子を世界一の美人だと謳い、髪型をちょんまげにすれば更に美しくなると滅茶苦茶なアドバイスをする。玉子は完全に信じ込んで、美容院へ向かった。

その後のび太は鏡を居間から持ち出し、自分で世界で一番美しいのは誰かと尋ねる。うそつきかがみは、実際より美しいのび太の顔を鏡面に映し出しながら、それはあなたさまだとと答え、更に表情を工夫するようアドバイスする。そしてアドバイス通りに出来上がったのび太の顔だが、髪は乱れ、目はガチャ目、口は不安定に締まっているという大変ひどいものであった。

早速のび太はこれをドラえもんに見せに行く。それを見たドラえもんは察して鏡のお世辞通りにしたのび太を非難し、本当のひどい有様を本当の鏡で見せようとするが、のび太はそれを見た途端そちらの方が間違っていると言って鏡を破壊する。そして追いかけるドラえもんを振り払い、鏡を持ち出して裏山に置いた後、静香の元へ向かう。だが彼女は留守だった。

裏山でバレーボールをして遊んでいた静香は、そこでのび太が置いたうそつきかがみを見つける。もちろん静香も鏡に見惚れてしまい、そしてひどい顔になる嘘のアドバイスを受ける。そうして出会った静香とのび太は互いの変てこな姿を笑いあう。その後結局一人で鏡を見続ける方が楽しいといって、のび太と静香、そして集まって来た他の友達もみんな、裏山にこもってしまった。

皆の帰りが遅いことに気づいたドラえもんは、事を察して裏山に向かい、そこでいつまでたってもニタニタとしながら鏡を眺める子どもたちを見つける。ドラえもんは、タケコプターで上空から鏡を引きさらい、そして鏡に警告して反省させる。

すっかり鏡中毒になったのび太が帰宅の途についた。そして自分の部屋に置いてあったあの鏡に映っていたのは、実際よりさらに醜い自分の姿であった。


アニメ化

過去に4度のテレビアニメ化がある。

  • 『おせじ鏡の巻』(A1.9)

日本テレビ版アニメ1973.4.29放送。

  • 『うそつきカガミ』(A2.123)

大山版アニメ1979.8.22放送。

  • 『うそつきかがみ』(A3.445)

水田版アニメ2011.12.2放送。

  • 『うそつきかがみ』(A3.947)

水田版アニメ2018.8.24放送。


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