1971年7月1日木曜日

かげかり

『かげかり』(影狩り)は、小学館「小学四年生」1971年7月号に掲載された短編。


かげかり

  • 話数記号:四71.7
  • 分類:原作短編
  • 量:12ページ85コマ
  • 発表:「小学四年生」1971年7月号
  • 単行本:「てんとう虫コミックス『ドラえもん』」第1巻第9話
  • 大全集:第1巻第37話
  • アニメ化:1973年、1979年、1996年、2005年、2015年


あらすじ

のび助に庭の草むしりを頼まれるが、のび太は暑いと言って断る。その様子を見たドラえもんは、ポケットから影切りばさみを出して、のび太を日向に立たせる。そしてそこに出来た彼の影に刃を入れると、その影がむくむくと立ち上がり、黒いもう一人の自分が出て来た。そしてドラえもんはその影に30分以内に草むしりの作業を終わらせるように命令する。

一方でドラえもんは、安心して昼寝をしようとするのび太にも、30分経ったら専用ののりで影をくっつけて必ず元に戻すよう言って警告する。

影はわずか10分で草むしりを終わらせる。味を占めたのび太は、そこで自分の影を飲み物を持って来させたり団扇を仰がせたりと、自分の召使のように扱い始める。そこに片倉から電話が掛かり、喋れない影の代わりに電話に出ると、どうやら借りていた本を返してくれという話だった。のび太はここでも影をお使いに出向かせる。

まもなくドラえもんの言っていた30分が経つが、影はさすがにまだ戻らない。のび太は数分遅れてもいいのではと楽観的に考えていたが、影をお使いに出したことを聞いたドラえもんは驚愕する。時間が経てば経つほど、あの影は知恵がついて自我が芽生え、終いには影が本物と入れ替わり、自分が影にされてしまうのだという。

急いで二人は外に出て影を探しに行くが、影は二人が家を出た隙に家に入り、おやつのスイカを盗み食いして荒らす。一方二人は片倉に影は既に帰ったと言われ、また家に引き返す。そして荒らされた部屋を掃除する玉子を目の当たりにする。さらには、ドラえもんはのび太の体の色が段々薄黒くなっているのに気付く。2時間もすればひとりでに影と入れ替わってしまう。二人は急ぐ。

自分の部屋を開けると、そこには若干体色が明るくなりつつある影ののび太が寝ころんでいた。二人して彼を捕まえようとするが、すり抜けられて逃げられてしまう。影を捕まえるためのかげとりもちを出してドラえもんと二手に別れて行方を追う。しかしのび太は待ち構えていた影に黒い泥水を浴びせられ、ドラえもんは間違えて本物の方にもちを付けてしまう。

家の中で影を捕まえるために暴れ回る二人に、ついに玉子は我慢の限界となりのび太を追いかけ始める。ドラえもんは風呂場でのび太の泥水を洗い流すが、現れたのび太の姿は先程よりもっと影に近づいていた。

そして入れ替わりの時間が迫る中、影は暗い天井裏に隠れこむ。影に暗いところには入られれば、捕まえるのはより一層困難になる。ドラえもんは思念するが、するとそこに玉子が殴り込んでいる。そこでドラえもんは何を思いついたのか、玉子にのび太を日当たりのいい場所で説教するよう提案する。のび太が嫌がる中、説教が庭の日向で始まる。

ここでドラえもんは、かげ切りバサミで玉子の影を作り出し、かげとりもちを持たせる。そして簡単に自分の息子の影を捕まえて来てくれた。


アニメ化

過去に5度のテレビアニメ化がある。

  • 『自分の影をつかまえろの巻』(A1.34)

日本テレビ版アニメ1973.7.29放送。

  • 『かげかり』(A2.102)

大山版アニメ1979.7.28放送。

  • 『かげ切りバサミ』(A2.1409)

大山版アニメ1996.8.2放送。

  • 『かげかり』(A3.33)

水田版アニメ2005.8.12放送。

  • 『かげかり』(A3.706)

水田版アニメ2015.6.19放送。


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